中国版オデッセイを日本に導入してくれたおかげで、ホンダのフラッグシップミニバンとしてのODYSSEYが復活され、選択肢が増えるのは嬉しいこと。
オデッセイはミニバンとしての使い勝手がよく、そして運転も楽しいそんな感じの車なので、ドライバーも運転を楽しみつつ家族が快適に過ごすことができる車として最高の選択肢の1つになる車です。
ただ、RCオデッセイはセカンドシートの使い勝手の悪いところ(置き場とかドリンクホルダー関係)があり、もったいない感がありましたが…。
中国版のオデッセイが日本に導入されることとで、プレミアムクレードルシートの機能がより充実することになりました。
中国版オデッセイ(Re:ODYSSEY)の特徴はどんなところに感じる
中国版ODYSSEYはRC型がBaseなので目立った目新しさというのはありませんが、最初にも書いた通り、セダンライクの運転ができミニバンの機能も充実、広い室内空間と乗り降りしいやすいアプローチが最高にいいです。
いい車だというのは間違いのない状態で…
- Black Editionが追加され見た目・室内の印象が少し変わった
- プレミアムクレードルシートが充実した
この2点が大きな変化点だと感じています。
細かいことを言うとホンダセンシングの改良・ホンダコネクトへの対応したナビの設定・操作系の変更などはありますが、僕が感じたのは上記の2点。
Black Editionとプレミアムクレードルシート推しです。
ODYSSEY e:hev Black Editionの追加は歓迎
Black Editionの追加は末期モデルのほとんどで行われていることなのでODYSSEYもその1つになったということになるのでしょう。
Black Editionが追加されエクステリアはフロント部分のグリルが黒で統一されているので見た目はすごく落ち着いた感じになって印象はよくなっています。
インテリアも黒基調になると雰囲気が変わりますし、この色合いの感じは今後も継続しておいてほしいと思えるものでした。
木目の部分も黒になりまた、天井も黒系統の色になることでODYSSEYの雰囲気が違ったものになっています。
僕は黒基調なのはすごく好きなので…。このオデッセイを買うのであればBlack Editionがほしいと思いました。
プレミアムクレードルシートは素晴らしく機能が充実した
プレミアムクレードルシートはこれまでの物足りなかった点をさらに充実させて素晴らしい座席になりました。
プレミアムクレードルシートを後ろに下げると広大な室内空間ができ、シートの座り心地も最高。
シートをリクライニングしても中折機構がついていて楽な姿勢を取りながらも、前の座席の人と会話をしたりする姿勢を保ちやすいなどシートとしては素晴らしいものです。
ただこれまでのものは、スマホとかを置く場所がない、ドリンクホルダーは追加されたけどサイズが微妙などありました。
今回のオデッセイはシートセンターテーブルが追加され、そこにドリンクホルダーが2つ。そしてプレミアムクレードルシートの内側のアームレストにテーブルが追加されスマホを置くことができるような仕様になっています。
センターテーブルにも多少の物を置くことができそうなので、楽な姿勢を取りながらも物を置く場所があるというところで使い勝手はかなり良くなっていそうです。
足元はオットマンは大きくなりシートと一体のような形状になったことでよりリラックスをした姿勢を取りながら移動することができそうです。
そして、プレミアムクレードルシートは4ウェイの電動シートになりオットマンと背もたれが電動で動かすことができるので、自分がちょうどいい姿勢を作ってさらに快適な姿勢で過ごすことができそうな予感。
ただ…前後方向にシートが電動で動かないのは残念だなと思います。プレミアムクレードルシートは重たいから電動にしてほしいと思うことがあったので。
最後にシートヒーターがプレミアムクレードルシートにも追加されることで冬場の快適性はバク上がりです。
僕は前期型のオデッセイハイブリッドに後付でシートヒーターをつけていますが、家族からは好評でしたから。
全グレードでプレミアムクレードルシートはパワーアップ
プレミアムクレードルシートに関してはEXだけということではなく、すべてのグレードにおいて標準装備となっています。
グレード展開を多数にするとお金がかかるからというのもあるのかもしれませんが…。電動シートやシートヒーターなどはオプション対応でも悪くなかったのではないのかと思いました。
プレミアムクレードルシートの快適性が向上してるならグレードの選択肢はEXしか考えられない
EXに装備されるのは
- 本革シート&インテリア
- ワイヤレス充電器
- センターコンソールボックスのUSBチャージャー
- ハンズフリーパワーテールゲート
- トリプルゾーンコントロールのフルオートエアコン
EXを選ばなかったら後席のエアコンはクーラーのみのタイプになるはずです(これまでのオデッセイではそうだった)
せっかくシートはいい感じなのに後席用のエアコンのゾーンコントロールができないって寂しすぎません。
プレミアムクレードルシートの快適性はどのグレードでも上げられるのでそれだったらEXを選択するしかないじゃないですか!みたいな感じになっちゃいます。
EXで装着されるところとされないところの違いがなんでここ?って思うところもあるのですが、メーカーオプションの設定をするとコスト増しになるのかこのグレード展開も仕方がないのかもしれません。
価格も高いしここは充実させた方がよかったのではないかと思う点
今回のオデッセイは最新のホンダセンシングが搭載されているわけではありません。
他の人が書いたブログなどを調べてみると今回のオデッセイに搭載されているホンダセンシングはFIT4と同じレベルのものということでしたがどうでしょうか…。
オートハイビームに対応したり、近距離衝突軽減ブレーキが追加されたり、ディーラーオプションにはなりますが、急アクセル抑制機能がついたり、これまでのものから改良はされていますが、FIT4にもついているトラフィックジャムアシストなどは搭載されていません。
フルモデルチェンジをしないとホンダセンシングの強化は難しいところがあるのかもしれませんが、少し物足りない内容だなと思ってしまいました。
フラッグシップモデルとして復活!なのであればホンダセンシングなどの装備も充実させてほしかったと思ってしまいます。
ドライブモードスイッチが追加されたと書いてあるが…
今回はドライブモードスイッチが追加されたとなっているんですが、これはおそらくエレクトリックギアセレクターが採用されたからですよね。
従来のシフトノブバーションだと、Dの下にSモードが用意されています。それで十分使い勝手がよかったので、スポーツモードが追加されてもこれまでもあんまり変わらないのじゃないかという印象を受けました。
しかし、減速セレクターが追加されたので、これまではSモードを使って回生ブレーキの効きを調整していましたが、手元のパドルで減速感を調整できるようになるので、スポーツモードを積極的に利用しなくても手元で速度をコントロールできるようになったのはいいところですね。
今回の中国版オデッセイは走りのいいミニバンが運転したくて、プレミアムクレードルシートに座る家族とか友人が快適に過ごしてほしいという方にはぴったりだと思いました。
ただ、僕のオデッセイハイブリッドと比べると支払総額は200万円近く高くなっていますし(グレードとオプションによる)これだけ価格が高くなっているけど最新の装備で固められてる感じではないという状況です。
今の現状では価格が高くなるのは仕方がないことだとは思うのですが、これだけ高くなるのであれば…新しい型のオデッセイを期待したくなります。
今回のオデッセイを踏まえて最新の装備を身にまとったオデッセイがでることを期待したいと思います。