国道168号を走っていると、ふっと現れるのが『道の駅 十津川郷』。大きな村の真ん中にあって、まわりは山と川だけ。車から降りた瞬間に空気がひんやりしてて、“あ〜奈良の山奥に来たなぁ”って思いました。
とりあえずトイレで休憩して、売店をぶらぶら。鮎の加工品とかこんにゃくが並んでて、つい手が伸びます。で、外にある足湯。これ、無料なんですよ。入らないわけにいかない(笑)。川の音を聞きながら足を浸けてると、正直もう動きたくなくなりました。
ただ駐車場はちょっと狭め。僕が行ったときはほぼ満車で、“あれ、停められへんかも…”と焦ったんですが、すぐ横の役場に停められるって知って安心。歩いてすぐなんで、不便じゃないと思います。
道の駅十津川郷に来たら絶対に食べたいのが “そば”。施設の2階にある『そば処 行仙』では、挽きたて・打ちたて・茹でたての三拍子がそろった手打ちそばが食べられます。十津川の清らかな水で打ったそばは香りがよくて、多くの人が『ここに来たら絶対おすすめ』って言う人気メニュー。
…なんですが、この日は道の駅めぐりの途中でお腹がパンパン。せっかくの名物そばなのに、食べる余裕がなかったんです。店先から漂ってくる出汁のいい匂いを横目に、“ああ、ここでそばをすすれたら最高やのになぁ”と何度も思いました。次に来たときは、絶対にリベンジします。
今回はそばの代わりに、十津川温泉を使ったスイーツを2つ購入しました。ひとつは“温泉プリン”、もうひとつは“温泉黒糖蒸しパン”。
プリンはスプーンを入れた瞬間にとろっと崩れるほどなめらかで、口に入れると濃厚なのに後味がすっきり。

黒糖蒸しパンはふわふわで、ほんのり温泉の香りが混じったような独特の風味があって正直びっくりしました。素朴なんだけどクセになる味です。

そばが食べられなかったのは残念でしたが、このスイーツで逆に新しい発見ができました。十津川温泉に来たら、甘いもの好きはぜひ試してみてほしいです。
プリンは滑らかな触感でとても美味しかったですし、黒糖蒸しパンは温泉を利用しているからなのか独特の香りがして美味しかったです。十津川温泉に来たら試す価値はあると思います。
道の駅十津川郷の情報もまとめておきますね!
道の駅十津川郷のグルメ情報
「道の駅 十津川郷」は、奈良県十津川村の中心部に位置し、地元の特産品やグルメを楽しめるスポットとして人気があります。訪れる人々は、十津川村ならではの自然の恵みを活かした商品や料理を堪能できます。

特産品コーナー(1階)
館内に入るとまず目に入るのが特産品コーナー。地元の恵みを活かした食品や加工品が並んでいます。
- あまごの甘露煮・鮎のあぶり
清流で育った魚を使った加工品。お土産にも人気です。 - 手作り豆腐・こんにゃく
十津川の水を使った素朴な味わい。無添加で体に優しい食品です。 - 田舎みそ・ポン酢
昔ながらの製法で作られ、家庭料理を引き立てます。 - 梅干し・漬物
地元の梅や野菜を使った保存食。素朴な味わいが魅力。 - ゆべし(柚餅子)
柚子の香りが豊かな和菓子。お土産にぴったりです。 - 山の幸(エリンギ・しめじなど)
地元で採れたきのこ類。新鮮で料理の素材として人気。 - 十津川産 無農薬番茶
優しい風味が特徴。ほっと一息つける地元のお茶です。
また、姉妹町・北海道新十津川町の特産品も販売されています。
- とうきびチョコ:サクサク食感の北海道スイーツ
- メロンアイス:夏に嬉しいさっぱりスイーツ
食事処(2階 そば処「行仙」)
- 手打ちそば:「挽きたて・打ちたて・茹でたて」が自慢。香り高くコシのあるそば。
- 山菜そば:地元で採れた山菜がたっぷり。素朴な味わい。
- 天ぷらそば:揚げたてサクサクの天ぷらが人気。
※旅の途中で食べられなかったのは残念でしたが、次に訪れるときはぜひ食べたい一品です。
施設とサービス
手工芸品・木工品:地元の文化を感じられる民芸品も販売。
無料足湯:源泉かけ流しの温泉に足を浸してひと休みできます。川のせせらぎを聞きながら癒される贅沢な時間。
むかし館(地下1階):筏の模型や民具を展示。十津川の暮らしや歴史を知ることができます。
道の駅十津川郷周辺の観光情報

道の駅十津川郷といえば、外せないのが無料で楽しめる源泉かけ流しの足湯。川のせせらぎを聞きながら湯に浸かると、つい長居してしまいます。休憩がてら気軽に利用できるのも魅力です。
さらに、この道の駅を拠点にすると、周辺には見どころがいっぱい。僕が調べたり訪れた中で「これはおすすめ!」と思うスポットを紹介します。
- 湯泉地温泉「滝の湯」(徒歩約5分)
道の駅から歩いてすぐ行ける温泉。源泉かけ流しのお湯に浸かりながら、露天風呂からは山々の景色を眺められます。ドライブの疲れを取るのにぴったり。 - 谷瀬の吊り橋(車で約20分)
全長297mの巨大吊り橋。板の上を渡ると足元が揺れてスリル満点!下を流れる清流と周りの山々の眺めが最高です。 - 玉置神社(車で約1時間)
熊野三山の奥宮として知られる古社。原生林に囲まれた境内は神秘的な空気で、訪れるだけで心が澄んでいくような場所でした。 - 瀞峡(どろきょう)(車で約40分)
エメラルドグリーンの川と奇岩が織りなす絶景スポット。遊覧船で渓谷を下るのが人気で、水面近くから見上げる岩壁は迫力があります。 - 果無(はてなし)の里(車で約30分)
石畳の道や茅葺きの家が並ぶ、日本の原風景そのままの集落。春は桜、秋は紅葉と、どの季節に訪れても美しい景色に出会えます。
道の駅 十津川郷は、ただ立ち寄るだけではもったいない場所。ここを拠点に自然や文化に触れると、十津川村の魅力をもっと深く味わえます。
奈良県十津川村周辺の宿泊施設情報
以下は「道の駅 十津川郷」周辺で、楽天トラベル上でアクセスに優れ、口コミ評価も高めの宿泊施設です。
十津川温泉 静響の宿 山水
- 最安料金:8,800円〜(税込)
- 口コミ評価:4.55(2025年時点)
- おすすめターゲット:自然と温泉を楽しみたい方/落ち着いた滞在を求める大人旅
- 施設の特徴:
豊かな森に抱かれた十津川村に佇む温泉宿で、2012年のリニューアルを経た清々しさ。源泉かけ流しの湯と地元の恵みを生かした郷土料理が心身をあたため、静かな山の空気とともに心に染みるひとときを届ける。日常の喧騒を離れ、自然を全身で感じたい方に特別な休息を与える宿です。
十津川温泉 ホテル昴
- 最安料金:17,765円〜(税込)
- 口コミ評価:4.44(2025年時点)
- おすすめターゲット:広い設備と温泉を満喫したい方/温泉街や家族旅行にも
- 施設の特徴:
源泉かけ流しの高温温泉を贅沢に楽しめる温泉宿。広々とした露天風呂、大浴場、サウナ、さらにカラオケルームや宴会場など館内施設も充実。満天の星空を眺めながら、深い湯にゆったり浸かる贅沢な時間を求める方にふさわしい宿です。群を抜く湯量と安らぎで、心と身体をしっかり癒してくれます。
温泉民宿 かたやま
- 最安料金:8,950円〜(税込)
- 口コミ評価:4.40(2025年時点)
- おすすめターゲット:谷瀬の吊り橋など観光を楽しみたい方/素朴な温泉旅が好きな方
- 施設の特徴:
十津川峡の温泉地にある民宿形式のお宿で、地元の温かさと風情を感じられる場所。谷瀬の吊り橋や滝など観光拠点にも近く、観光と温泉の両方を気軽に楽しみたい方にぴったり。気取りすぎない、道の駅からも親しみやすい素朴なおもてなしが魅力です。
湯泉地温泉 民宿中村屋
- 最安料金:7,700円〜(税込)
- 口コミ評価:4.67(2025年時点)
- おすすめターゲット:源泉かけ流しを静かに味わいたい方/温泉愛好家
- 施設の特徴:
硫黄泉の源泉かけ流し温泉が自慢の温かい民宿。手づくりの味噌や野菜など田舎の味覚がふんだんに味わえ、心がじんわり温まる夕餉を提供。静かな山里の温泉で、五感すべてで癒されたい方におすすめです。
十津川温泉 旅館平谷荘(楽天トラベル)
- 最安料金:13,250円〜(税込)
- 口コミ評価:4.13(2025年時点)
- おすすめターゲット:ひのきの湯や露天風呂を楽しみたい方/ゆったりとした湯浴みを求める方
- 施設の特徴:
現地の木材「杉・ひのき」を使った露天風呂が自慢の宿。洗練さや格式よりも、「ぬくもり」で湯に浸かることの幸福感を味わいたい方にぴったり。自然と建物が調和した温もりのある宿で、身体の芯から解け落ちるような安らぎを体験できます。
道の駅十津川郷基本情報
所在地: 奈良県吉野郡十津川村小原225-1
電話番号: 0746-63-0003
営業時間:
- 特産品販売所: 8:30~17:30(12月~2月は9:00~17:00)
- そば処「行仙」: 11:00~15:00
- むかし館: 8:30~17:30(12月~2月は9:00~17:00、最終入館16:00)
定休日: 年中無休(年始1月1日は休館)
駐車場
- 普通車:18台
- 大型バス: 2台
- 身障者用: 2台
施設内設備:
- 特産品販売所: 地元産のきのこやこんにゃく、木工品などを販売
- そば処「行仙」: 手打ちそばを提供
- むかし館: 伝統民具を展示(入館料無料)
- 足湯: 源泉かけ流しの無料足湯(24時間利用可能)
- トイレ: 24時間利用可能
- 自動販売機: 飲料・たばこ(24時間利用可能)
アクセス: 国道168号線沿い、十津川村役場の隣