福井県大野市、国道158号沿い、山深い九頭竜湖のほとりに道の駅九頭竜があります。JR越美北線の終着駅・九頭竜湖駅に隣接し、列車を降りればすぐにログハウス調の駅舎とふれあい会館が見えます。観光バスも駐車できる広い駐車場が整備されており、ドライバーの休憩地点としても親しまれています。
敷地には親子の恐竜モニュメントが目を引きます。春から秋にかけて首を振り、口を開ける動きで訪れる人を歓迎しており、地域の恐竜文化を象徴するシンボルとして注目されています 。四季折々、周囲の山々が新緑や深緑、紅葉、雪景色と表情を変え、湖の静けさと相まって旅情あふれる風景を演出しています 。
施設内には、地元産の昇竜まいたけや穴馬スイートコーン、穴馬かぶらなど珍しい特産品が並ぶ生産物直売所があります。とくに舞茸をたっぷり使ったまいたけ弁当は人気で、売切れになることもあるほどです 。ふれあい会館の休憩室や観光案内所では地元の歴史や周辺情報を得られ、地元住民と旅人が自然と交流できる場となっています
訪れると、木の温かみを感じる建物や、恐竜の迫力、風の音や鳥の声、湖面のきらめき、土の香り、地元の味が組み合わさり、感覚すべてが旅の一部となります。静かに時を刻む九頭竜湖駅と道の駅の融合は、奥越前の玄関口として、ふと立ち寄りたくなる特別な空気に満ちています。
道の駅九頭竜のグルメ情報・特産品
道の駅九頭竜では、地元・和泉地区自慢の「昇竜まいたけ」をはじめ、季節ごとの新鮮な恵みが並びます。訪れるたび、奥越前ならではの豊かな食を体験できます。

九頭竜まいたけ弁当
木箱のふたを開けると、舞茸の香りがふんわりと広がります。奥越前産の肉厚な舞茸がご飯の上にたっぷり敷き詰められ、噛むたびにコリッとした歯ごたえと深い旨みが広がります。地元の水で炊き上げたご飯は、舞茸の出汁が染み込んだ優しい味わい。素朴ながら滋味あふれるこのお弁当は、毎朝手作りされており、売り切れることも多い人気商品です。
舞茸そば
地元産のそば粉を使った麺に、揚げたての舞茸天ぷらをのせた一杯。温かなそばつゆに、舞茸の香ばしさと食感がよく合い、心も体も温まります。そば本来の風味と舞茸の旨みが溶け合う、道の駅九頭竜の定番メニューです。

九頭竜舞茸いなり弁当
ふっくらと炊き上げた酢飯に、甘辛く煮た舞茸をたっぷりのせたいなり寿司。さっぱりとした赤ずいきの酢漬けが彩りを添え、食欲をそそります。優しい甘みと酸味、舞茸の濃厚な味わいがひとつになり、旅の途中で手軽に楽しめる人気のお土産です。
穴馬スイートコーン(夏季限定)・穴馬かぶら(秋限定)
夏は、朝採れの穴馬スイートコーンが店頭に並びます。一粒ひと粒がみずみずしく、かじると甘い汁が口いっぱいに広がります。秋になると、色鮮やかな穴馬かぶらが登場。サラダや漬物にしてもシャキッとした食感と自然な甘さが楽しめ、季節ごとの味覚を感じられます。
里いもあられ・そばあられ
地元産の里いもやそば粉を使った素朴なあられは、パリッとした食感とやさしい味わいが特徴です。保存料や着色料を使わず仕上げており、子どもから大人まで幅広く親しまれています。旅のおやつや手土産としてもおすすめの一品です。

道の駅九頭竜は、特に舞茸がおすすめ。僕が到着したときは食堂はしまっていたので、物産店で舞茸のおにぎりを購入。舞茸の炊き込みご飯とまよったんですけどね…。この舞茸のおにぎりも絶品でとても美味しかったです。
米も美味しいし舞茸も美味しいし幸せになる一品でした。
道の駅九頭竜周辺の観光情報
くずりゅう化石ラボ・ガ・オーノ(和泉郷土資料館)
道の駅九頭竜から徒歩2~3分の場所にある「くずりゅう化石ラボ・ガ・オーノ」は、和泉地区で発見された日本最古級の恐竜の歯や鳥類の足跡、アンモナイトやウミユリ、植物化石など約200点を展示しています。2023年に改装され、最新の研究成果を紹介する企画展も開催されています。入館料は大人400円、中学生以下は無料です。平日・土曜は9時から16時、日祝は17時まで開館しており、月曜(祝日の場合は翌日)と冬季(12月から3月)は休館です。消しゴム作り体験も用意されており、展示とあわせて30~40分ほど楽しめます。
九頭竜湖(箱ヶ瀬橋「夢のかけはし」)
道の駅から車で約5~10分の九頭竜湖は、九頭竜ダムの完成によって誕生した人造湖です。湖の中央には全長266メートルの吊り橋「箱ヶ瀬橋(夢のかけはし)」が架けられており、1967年に瀬戸大橋の試作品として建設されました。橋上からは湖や山々を一望でき、春には桜、秋には紅葉、冬には雪景色など、四季ごとの美しい景観を楽しめます。ドライブや散策の途中に立ち寄る観光客も多いエリアです。
九頭竜峡・魚止(うおどめ)
車で約10分、さらに駐車場から徒歩1分の場所にある九頭竜峡「魚止」は、九頭竜川が奇岩でせき止められ、魚が遡上できないことから名づけられた景勝地です。国道158号から進入路を下り、階段を降りると河原に出ることができます。春夏や紅葉の時期には特に自然景観が美しく、秋には国道沿いで紅葉祭りも開催されることがあります。
九頭竜ダムと展示室
道の駅から車で約10~15分の場所に位置する九頭竜ダムは、ロックフィル式の大規模ダムで、湖の形成や発電、洪水調整の役割を担っています。ダム管理支所の右岸には展示室が設けられており、ダムの構造や役割、地形模型、災害事例や映像資料などを無料で見学できます。ダムカードの配布も受付で行っており、見学可能時間は9時から17時です。
九頭竜温泉「平成の湯」
車で約20分、または路線バスなどでアクセスできる九頭竜温泉「平成の湯」は、ホテルフレアール和泉に併設された日帰り温泉施設です。アルカリ性単純温泉の自噴源泉100%を使っており、露天風呂、内湯、サウナ、水風呂、休憩室などの設備が揃っています。大人は500~600円、子供は250~300円で利用可能です。営業日は木曜から月曜が10時から21時、水曜は12時から21時、火曜定休(祝日の場合は翌日)となっています。山並みを望みながら入浴できる施設です。
道の駅九頭竜周辺の宿泊施設情報
道の駅九頭竜の最寄り、九頭竜湖駅や越前下山駅からアクセスしやすい宿を、楽天トラベルでの掲載順および最寄駅からの距離を基準にご案内します:
国民宿舎パークホテル九頭竜
- 最安料金:約8700円~
- 口コミ評価:情報なし(短所あるいは評価未掲載)
- おすすめターゲット:リーズナブルに湖畔エリアに泊まりたい一人旅/気軽な滞在
- 施設の特徴:
山間の自然に抱かれ、九頭竜湖駅から徒歩約15分の静かなロケーション。木々の緑と清流の音に包まれながら、森の中の国民宿舎でのんびりと過ごせる。シンプルな客室と共有スペース、日帰りBBQや館内レストランなど整備。宿泊料金が非常に抑えられており、旅の拠点として支出を抑えたい方にも心地よい選択肢となる
九頭竜ホテル フレアール和泉
- 最安料金:約7,910円~(税込約8,700円~)
- 口コミ評価:未掲載(評価なし)
- おすすめターゲット:温泉や地元料理が楽しめるカップル/家族旅
- 施設の特徴:
下山駅から車で約2分、九頭竜湖や峡谷へのアクセス良好。館内は和モダンな趣をもち、地元食材を活かした料理や温泉利用のプランもあり。大自然の中で静かな時間を過ごすことができ、湖畔散策や峡谷ドライブにも便利な立地
貸切民泊 宿 だんねだんね(Private guest house Danne‑Danne)
- 最安料金:約7,382円~(税込約8,120円~)
- 口コミ評価:5.0(非常に高評価)
- おすすめターゲット:一人旅/誰にも邪魔されない静かな滞在
- 施設の特徴:
越前大野駅から徒歩約2分の利便性。貸切形式の民泊対応で、他の宿泊客を気にせず過ごせるプライベート空間が魅力。家庭的かつ温かなホストホスピタリティにより、地元の情報も柔軟に提供。まるで友人宅に泊まるようなアットホームなひとときが叶う宿 。
弥生旅館(大野市内)
- 最安料金:約6,091円~(税込約6,700円~)
- 口コミ評価:約4.0(全67件)
- おすすめターゲット:リーズナブルかつ観光重視の滞在/ビジネス・一人旅
- 施設の特徴:
越前大野駅から徒歩約7分、大野市街地の中心に位置。地元郷土料理やスタンダードな和室を提供し、共同の大浴場もあり。旅の疲れを癒しつつ、街歩きや観光拠点として最適な宿。価格を抑えつつ地元感を楽しみたい方におすすめ 。
道の駅 九頭竜 基本情報

- 正式名称:道の駅 九頭竜(くずりゅう)
- 住所:福井県大野市朝日26‑30‑1
- 電話番号:0779‑78‑2300
- 営業時間:
- 生産物直売所・ふれあい会館:8:30~17:00(季節により変動あり)
- めん処:10:00~14:00 または11:00~14:30(季節・曜日により変更の場合あり)
- コンビニ(ファミリーマート):6:00~22:00
- 定休日:年末年始(12月31日~1月3日)
- 生産物直売所・めん処は冬季(12月~3月)休業あり(めん処は木曜休業)
- アクセス:
- 電車:JR越美北線「九頭竜湖駅」から徒歩1分
- 車:東海北陸道・白鳥ICから国道158号経由で約30分。福井北ICからは約1時間20分
- 駐車場:
- 普通車:約65台(施設よって30~65台の表記あり)
- 大型車:約4台
- 身障者用:約2台 ※無料
⏱ 情報は施設の最新運営状況により変更される場合があります。お出かけ前に公式サイトや電話で最新情報の確認をおすすめします。