道の駅なちレビュー|ドライブ中の休息に最適、新鮮産直と入浴でリセット

道の駅なちは、JR紀勢本線「那智駅」と直結したアクセスの良い道の駅です。駅を出てすぐの場所にあり、周辺には太平洋を望むビーチが広がっています。季節によっては、夏の陽射しが降り注ぐ海辺の景色や、冬の澄んだ空気とともに広がる静かな海の表情も楽しめます。

1階には地元産の野菜や果物、手作りのお惣菜やお土産品をそろえた直売所があります。

館内には熊野那智世界遺産情報センターもあり、熊野古道や那智大社の歴史・文化を映像や展示パネルで紹介しています。観光の前に立ち寄って地域の情報を確認するのに便利なスポットです。

2階にはアルカリ性単純泉の「丹敷の湯」があり、15時から21時まで営業しています。大きな窓から太平洋の水平線を眺めながら入浴できるのが特徴で、旅の疲れをゆっくり癒すことができます。現在は故障しているために利用することはできません。

この道の駅は、春には桜や新緑、夏は海と青空、秋は夕焼け、冬は凛とした空気と、季節ごとに違った表情を見せてくれます。那智勝浦の観光やドライブ、熊野詣の途中に立ち寄る場所としても利用しやすく、観光と休憩のどちらにも便利な施設です。

目次

道の駅なちのグルメ・特産品情報

朝採れの地元野菜・果物
那智勝浦や宇久井地区など近隣でその朝に収穫された新鮮な野菜や果物が直売所に並びます。大根やなす、きゅうりといった定番野菜はもちろん、時期によっては地元産の柑橘やいちごも人気です。鮮魚コーナーでは、アジやブリなど熊野灘で水揚げされた魚も販売されることがあります。

熊野中村養蜂所のはちみつ
地元養蜂所が採蜜したはちみつも道の駅で購入できます。みかんの花から採れたものなど、すっきりとした甘みが特長の地元産です。

加工品・地元特産品
手作りいちごジャムや色川茶、梅ジャムなど、地域の特産を使った加工品も豊富に取りそろえています。自宅でも旅先の味が楽しめる一品です。僕が購入したのは道の駅のオリジナル商品です。那智産のまりひめを使ったジェラートとアイスクリーム。イチゴの甘さと酸味を味わうことができる絶品です。

まためはり寿司とマグロカツがセットになった那智の味を楽しめるお弁当も販売されています。まぐろカツは魚の味をたのしみつつも、お肉のような食感でとても美味しいですし、めはり寿司はジューシーでとても美味しかったです。

那智黒(黒糖黒飴)
紀州名産の黒飴で、コクのあるしっとりとした甘さが特長です。旅のお土産やご自宅用にも人気があります。これはどこでも買うことが出来るのですが、那智と言えば那智黒ですよね。

お滝もち・銘水くず餅・紀州てまり餅
那智の滝をイメージした「お滝もち」や、吉野葛を使った「銘水くず餅」、見た目もかわいい「紀州てまり餅」など、和菓子も各種販売されています。

地元醤油・ぽん酢など調味料
丸正酢醸造など地元メーカーの醤油やぽん酢、梅干しなどの調味料も並んでおり、普段の食卓に地元の風味を加えることができます。

道の駅なち周辺の観光情報

道の駅なちの周辺には、和歌山ならではの豊かな自然や歴史の趣を感じられる観光スポットが点在しています。車や徒歩でゆったりと巡れば、熊野地方ならではの文化や空気をじっくりと味わうことができます。以下は、道の駅なちから気軽に足を運べるおすすめスポットです。

那智の滝(那智大滝)(車で約10分)

落差133メートル、日本三名瀑の一つとして知られる大滝です。切り立つ山の緑を背景に、圧倒的な水量で流れ落ちる滝は、訪れる人を圧倒する存在感があります。滝壺のそばにある「お滝拝所」では、水しぶきが空気を清め、木々に囲まれた中で力強い水音を全身で感じられます。古来より信仰の対象とされてきた聖地独特の静けさと厳かさに包まれるスポットです

熊野那智大社(車で約10分)

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を代表する熊野信仰の中心地。石段の参道をゆっくり登ると、周囲を囲む杉木立や季節の花々に癒やされながら心が落ち着いていきます。境内に入ると、朱色の社殿が緑と調和し、神聖な雰囲気を感じられます。樹齢数百年の大樟や、歴史ある建物を巡りながら、ゆっくりと参拝を楽しめます。

補陀洛山寺(徒歩約3分)

道の駅なちから歩いてすぐの場所にある、千年以上の歴史を持つ寺院です。熊野古道の玄関口でもある石畳の参道は、古き良き時代を思わせる静かな雰囲気。境内には補陀洛渡海船の復元模型があり、熊野信仰や地域の歴史について学ぶこともできます。季節ごとの花が彩りを添え、静かに時間が流れる場所です。

ブルービーチ那智(徒歩約5〜15分)

那智駅からすぐの場所にある美しい海岸です。夏場は多くの海水浴客で賑わい、きめ細やかな砂浜と透明度の高い海が魅力。朝や夕方には波音を聞きながらゆっくり散歩を楽しむ人の姿も多く、天気の良い日には太平洋に沈む夕日を眺めることもできます。季節によって静かな海辺の雰囲気も味わえます。

熊野古道・大門坂(車で約20分)

熊野古道のなかでも有名な石畳の坂道で、両脇にそびえる杉並木が印象的です。江戸時代から続く道は、歩くほどに熊野詣の歴史や参拝者の気配を感じられる、趣深い散策路です。四季折々に異なる表情を見せる緑のトンネルは、心身ともにリフレッシュできる癒やしの空間です。

和歌山県那智(道の駅なち)周辺の宿泊施設情報

サンライズ勝浦(Sunrise Katsuura)

  • 最安料金:5,319円〜(税込)
  • 口コミ評価:4.32(2025年3月時点)
  • おすすめターゲット:家族旅行/カップル
  • 施設の特徴
    JR紀伊勝浦駅から徒歩10分。シンプルで清潔な客室はファミリーやカップルに最適。地元魚介を使った定食スタイルの夕食レストランがあり、新鮮な海の幸を気軽に楽しめる。勝浦港へも近く、周辺散策や朝市巡りにも便利。ゆったりとした滞在に、あたたかな地元のおもてなしが心に残る宿です。

勝浦温泉 お宿 はな(Onyado Hana)

  • 最安料金:3,000円〜(税込)
  • 口コミ評価:3.88(2025年3月時点)
  • おすすめターゲット:予算重視の一人旅/ビジネス利用
  • 施設の特徴
    紀伊勝浦駅から徒歩1分。客室や浴場はこぢんまりとしているが、地元の鮪や勝浦漁港の食材を活かした家庭的な料理が魅力。小さな温泉浴場で旅の疲れを癒せるほか、気軽に宿泊できる庶民的な温泉旅館。アクセス抜群で、列車での旅を検討する一人旅にも最適な選択肢です。

ゲストハウス おと(Guesthouse Oto)

  • 最安料金:未記載
  • 口コミ評価:—
  • おすすめターゲット:一人旅/バックパッカー
  • 施設の特徴
    紀伊勝浦駅から徒歩7分。和モダンな雰囲気に個室やドミトリーを備え、気さくなホステルスタイルが魅力。共有リビングで他の旅人と交流が生まれやすく、熊野古道巡りや地元人との出会いを楽しみたい人にぴったり。予算を抑えつつも、旅の“出会い”を求める方におすすめです。

南紀勝浦温泉 ホテルなぎさや(Hotel Nagisaya)

  • 最安料金:6,910円〜(税込)
  • 口コミ評価:4.02(2025年3月時点)
  • おすすめターゲット:温泉重視のカップル/家族
  • 施設の特徴
    車で約5分、送迎サービスもありアクセス良好。自然石を使った露天風呂を備え、湯川温泉の源泉かけ流しを堪能できる。客室には海が望める部屋もあり、朝夕には波音を聞きながらのんびり過ごせる。地元食材を活かした会席料理は季節感があり、温泉宿ならではのくつろぎと旅情をしっかり味わえる宿です。

どの宿も道の駅なちへのアクセスや旅の目的に応じた魅力を備えています。ご予算や過ごし方に合わせて、ぴったりの一泊プランをぜひ楽天トラベルでチェックしてみてください。

道の駅なちの基本情報

  • 住所:〒649‑5314 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮361‑2
  • 電話番号:0735‑52‑9201(交流センター)、0735‑52‑9203(農産物直売所)
  • 営業時間
    • 世界遺産情報センター:9:00~17:00(月曜定休・祝日翌日休)
    • 農産物直売所:9:30~16:00(年中無休※1月1〜3日除く)
    • 温泉「丹敷の湯」:15:00~21:00(受付20:00まで、月曜定休・祝日翌日休)
  • 定休日
    • 情報センター・丹敷の湯:毎週月曜日(祝日は翌日)
    • 直売所:年中無休(ただし1月1〜3日休業)
  • アクセス
    • 【車】紀勢自動車道・那智勝浦ICより約5分/すさみ南ICより約70分
    • 【電車】JR紀勢本線「那智駅」隣接、徒歩約1分
  • 駐車場:59台(普通車約53台、大型車6台)、24時間使用可
  • EV充電設備:電気自動車用急速充電器 1基
  • トイレ:24時間利用可能(多目的トイレあり)
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この記事を書いた人

現在乗っている車はオデッセイハイブリッドとS660。車好き・旅好き・道の駅好き。道の駅やドライブコースの紹介。便利だったカー用品など紹介しています。

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