オデッセイハイブリッドだけではなく、ハイブリッド車は冬場は燃費が低下傾向にあります。

オデッセイハイブリッドも外気温が下がると燃費も下がっていきます。

燃費が下がる原因として考えられることは暖房をONにすると水温があがるまでエンジンがかかりっぱなしになること。

エンジンが停止してEVに入ってもまたすぐに水温が下がりエンジンがかかるを繰り返し、エンジンがかかっている時間が増えること。

また暖房を使わなくても水温が約30℃を下回るとエンジンがかかる傾向にありEV時間が減ること。

エンジンの熱、水温が燃費に影響している原因だと考えています。

特のオデッセイハイブリッドはグリルシャッターのような装備はなく、エンジンが十分に冷えていても冷風はラジエターのあたりっぱなし。

なのでエンジンがかかる機会が増えてしまうので、走る環境によるところはありますが、燃費の低下がよりひどいのかとも考えています。

そこで、本当に冷風がラジエターに当たる機会が減れば燃費の向上につながるのか試してみました。

フロントグリル部分をラップで覆い、風を当たらなくした状態で走ってみて燃費が変わるのか実験してみました。

この実験をしたコースは以前に燃費計測をしたコースと同じ場所。

夏場だと山道を下って99.9km/Lで走ることができる場所です。(下りばっかりでエンジンがかからないため)

ここを冬場気温が0℃付近になると同じコースを走っても40km/Lまで落ち込みます。

この燃費がどこまで改善するのかを試してみました。

走行条件は気温1℃で時間帯はAM11時ごろ。だいたい40km/Lぐらいしか燃費がでない環境です。

その環境で走ってみた結果はラップをしたほうが水温の下がりが遅く、EV走行できる時間が増えました。そして燃費は約69km/Lで山道を下ることができました。

大きく燃費が改善するということはありませんが、燃費の改善は認められました。

ただ、フロントグリルを隠すということはラジエターにあたる走行風の量がかなり減るので、山道の上りや高速走行を繰り返す場合は水温が上がりすぎて故障の原因になります。

誰にでもおすすめできる方法ではありませんし、ラップでグリルを隠すとかなりかっこ悪いのでやる気にもならないと思います^^;

ただ、ハイブリッド車にはグリルシャッターの必要性はすごく感じました。

燃費をより上げるのであればグリルシャッターはオデッセイはオデッセイにも検討してほしかった装備でした。

詳しくは動画で検証しています