【兵庫・但馬ドライブ】S660で巡る秘湯・黒川温泉と生野「口銀谷」のレトロな街並み散策旅

2月の第4週、日差しにようやく春の気配が混じりはじめた頃のことです。愛車のS660で大阪方面から兵庫県北部を目指して、日帰りドライブに出かけました。

北へ向かうにつれて道端に増えていく残雪、ちょっとスリリングな「酷道」の走行、ひっそりとした秘湯・黒川温泉 美人の湯。そして湯上がりには、かつて鉱山町として栄えた生野町口銀谷(くちがねや)の古い街並みをのんびり歩いてきました。

「次の休みはどこへ走りに行こうか」と考えているドライブ好きの方の参考になれば嬉しいです。

目次

国道173号線から丹波篠山市へ。春の気配を感じるスタート

ドライブのはじまりは、大阪方面から兵庫県へと続く国道173号線。2月の終わりということもあり、外気温計は11℃。厳しい寒さがようやく和らいで、雪の心配をせずに北へハンドルを切れる季節がきたなと、ちょっとほっとしながら走り出しました。

丹波篠山市を抜け、今回は以前訪れて気に入っていた温泉を目指して車を走らせます。

大阪北部から下道で。北近畿豊岡自動車道へのアクセス

大阪の北部エリアからであれば、有料の高速を使わなくても、国道173号線などを経由して北近畿豊岡自動車道の入り口(春日IC)までスムーズに出られます。

「時間があるなら下道のほうが走っていて楽しい」というのは、多くのドライバーが共感してくれるところではないでしょうか。何度も走った道でも、季節ごとに表情が変わるのがドライブの醍醐味だと思っています。

国道429号線、スリリングな「酷道」への挑戦

北近畿豊岡自動車道(春日IC〜青垣IC)を少しだけ使い、いよいよ目的地の温泉へと続く国道429号線へ入ります。知る人ぞ知る、いわゆる「酷道」区間です。道幅が狭く、対向車が来れば慎重なすれ違いが必要になります。

S660のような軽自動車のサイズならそれほど苦労はしませんが、それでもヒヤリとする場面はちらほらありました。山を上がっていくと路面は乾いているものの、道の脇には思ったよりずっと多くの雪が残っていて、少し驚きました。

ヌルヌルのお湯に癒やされる!「黒川温泉 美人の湯」で贅沢タイム

「酷道」を抜けた先にあるのが、最初の目的地**「黒川温泉 美人の湯」**です。 兵庫県朝来市生野の山深くに位置するこの温泉は、炭黒色のシックな建物が印象的な、秘湯ムード満点のスポット。

ここの最大の特徴は、なんといってもその泉質です。アルカリ性単純温泉のお湯は、肌に触れた瞬間に「ヌルヌル」「ツルツル」とする独特の質感があります。まるで美容液に浸かっているような感覚で、古い角質を落として肌をなめらかにしてくれることから「美人の湯」と呼ばれているのも納得の心地よさです。

この日は平日ということもあり、なんと温泉は貸切状態! お湯の温度は「少し熱め」に設定されており、酷道の緊張感や2月の寒さで冷えた体には、この熱さがじっくりと芯まで染み渡ります。湯上がりは肌がしっとりと潤い、いつまでもポカポカとした温かさが持続しました。

リフレッシュした後はオープンカーの屋根を開け、澄んだ山の空気を全身で浴びながら、次の目的地へと向かいます。

銀山湖の景色を眺めながら、口銀谷の街へ

黒川温泉を後にして、生野の街(口銀谷)へ向かって山を降りていく途中、左手に銀山湖(生野ダム)が見えてきます。道沿いに車を止められる場所が点在していて、湖面をぼんやり眺めながら一息つくことができます。

春先にのんびり過ごすにはちょうどいいロケーション。かつての銀山と深い縁のあるこの湖を眺めながら、歴史の面影が残る街へと進んでいきます。

湯上がりの散歩。歴史が息づく「口銀谷」の街歩き

山を降りると、かつて銀山の町として栄えた「口銀谷(くちがねや)」エリアに着きます。今も古い街並みが残っていて、歩いているだけで気持ちのいい場所です。

まず立ち寄ったのが「口銀谷銀山町ミュージアムセンター」。旧浅田邸(浅田家住宅)を活用した施設で、当時の豪商の暮らしや銀山の歴史を肌で感じることができます。赤瓦の屋根や趣のある建築は、どこを切り取っても絵になります。

続いて近くの「姫宮神社」へ。元亀3年(1572年)に勧請されたと伝わる、歴史ある社です。口銀谷エリアの産土神(うぶすながみ)として地域に大切にされてきた場所で、市川に架かる朱色の「姫宮橋」が街並みの中でひときわ印象的でした。静かな境内にいると、ドライブの疲れがゆっくり抜けていくような穏やかな時間が流れます。

旅の締めくくりは道の駅銀の馬車馬・神河で「銀の馬車道弁当」

生野の街を後にして、国道312号線をさらに南下。空はすっかり厚い雲に覆われ、予報通り雨が降り出しそうな気配です。早めに帰路につこうと思いつつ、最後に立ち寄ったのが**「道の駅 銀の馬車道・神河」**です。

ここ神河町は、かつて生野銀山と姫路飾磨港を結んだ日本初の高速産業道路「銀の馬車道」の中継地点として栄えた場所。そんな歴史にちなんだ看板グルメが、今回購入した**「銀の馬車道弁当」**です。

このお弁当、実は外から中身が見えない状態で販売されており、何が入っているかは開けてからのお楽しみという、ちょっとした「賭け」のようなワクワク感があります。ドキドキしながら包みを解くと、中からは丁寧なお品書きが登場しました。

メインの「鶏飯(けいはん)」をはじめ、この地域の定番である「姫路風おでん」など、地元の魅力がぎゅっと詰め込まれていました。特に姫路風おでんは、生姜醤油でいただく独特のスタイル。キリッとした生姜の風味が効いていて、食欲をそそります。他にも地域の食材が彩りよく入っており、地元の温かみが伝わってくるような満足感たっぷりの内容でした。美味しいお弁当を堪能し、本格的な雨に降られる前に、大満足で今回のドライブを締めくくりました。

兵庫県朝来・生野付近の宿泊施設情報

竹田城 城下町 ホテルEN(まるごと貸切の宿)

  • 最安料金: 23,126円〜(税込)
  • 口コミ評価: 4.31(2026年4月時点)
  • おすすめターゲット: 歴史ある街並みを散策したいカップル・グループ
  • 施設の特徴:
    • 客室: 400年以上の歴史を持つ旧木村酒造をリノベーションした、趣のある古民家客室。
    • 食事: 地元の但馬牛や新鮮な野菜をふんだんに使った本格フレンチが自慢。
    • 風呂: 温泉ではありませんが、高野槙の香り漂うお風呂でリラックスできます。
    • 立地: 竹田城跡の麓に位置し、ドライブの拠点として非常に便利。
    • 滞在時の印象: 城下町の歴史を感じながら、上質なプライベート空間を堪能できます。

ホテルエリアワン和田山(ホテルエリアワングループ)

  • 最安料金: 3,550円〜(税込)
  • 口コミ評価: 3.73(2026年4月時点)
  • おすすめターゲット: コスパ重視のドライブ旅行者・ビジネス利用者
  • 施設の特徴:
    • 客室: 清潔感のある洋室。シングルからツインまで、シンプルながら機能的。
    • 食事: 楽天トラベルのプランにより朝食付きが選択可能。近隣に飲食店もあり。
    • 風呂: 各室ユニットバス。温泉はありません。
    • 立地: 和田山ICより車で約5分。無料駐車場完備で車での移動に最適です。
    • 滞在時の印象: 竹田城跡へのアクセスが良く、観光のベースキャンプとして気軽に利用できます。

星空の見えるリゾートホテル 峰山高原ホテルリラクシア

  • 最安料金: 8,800円〜(税込)
  • 口コミ評価: 4.10(2026年4月時点)
  • おすすめターゲット: 星空や大自然を楽しみたいファミリー・カップル
  • 施設の特徴:
    • 客室: 高原の爽やかな風を感じるリゾート感あふれるお部屋。
    • 食事: 地元の旬の食材を活かした創作和食や洋食コース。
    • 風呂: 「峰山温泉」の露天風呂があり、夜には満天の星を眺めながら入浴可能。
    • 立地: 播但道神崎南ICから車で約30分。標高930mの高原に位置します。
    • 滞在時の印象: 生野エリアの奥座敷。映画のロケ地にもなった美しい高原でのんびり過ごせます。

竹田町屋 寺子屋 はな亭

  • 最安料金: 9,900円〜(税込)
  • 口コミ評価: 4.54(2026年4月時点)
  • おすすめターゲット: 貸切でゆったり過ごしたい家族・女子旅
  • 施設の特徴:
    • 客室: 一棟貸切や町屋スタイル。明治・大正のレトロな雰囲気が残ります。
    • 食事: 但馬牛のしゃぶしゃぶや自家製パンの朝食など、美食が魅力。
    • 風呂: 各棟に浴室がありますが、一部プランでは提携の温泉施設利用が可能な場合も。
    • 立地: 和田山ICから車で10分。竹田駅前で散策にも便利。
    • 滞在時の印象: まるでその町に住んでいるかのような、温かみのある滞在が叶います。

やぶ温泉 但馬楽座

  • 最安料金: 7,150円〜(税込)
  • 口コミ評価: 3.82(2026年4月時点)
  • おすすめターゲット: 道の駅巡りが好きなドライブ旅行者
  • 施設の特徴:
    • 客室: 落ち着いた和室中心。ゆったりと足を伸ばして休めます。
    • 食事: 併設のレストランで高級な但馬牛料理をお得に味わえるのが特徴。
    • 風呂: 天然温泉「やぶ温泉」。源泉100%の滑らかな湯が自慢です。
    • 立地: 養父ICから車で約6分。道の駅に併設されているため、お土産購入にも最適。
    • 滞在時の印象: 朝来市に隣接する養父市に位置。国道9号沿いでアクセスが良く、旅の疲れを癒やすのに最高です。

スポット情報

♨️ 黒川温泉 美人の湯

  • 特徴: アルカリ性のヌルヌルとしたお湯が評判の秘湯。
  • ドライブポイント: 冬の冷えた体にじっくり染みる「少し熱め」の設定。美肌効果で湯上がりも肌がしっとりします。

🏞️ 銀山湖(生野ダム)

  • 特徴: 静かな湖面と山々の景色を楽しめるダム湖。
  • ドライブポイント: 道沿いに休憩スペースが点在しており、オープンカーで景色を眺めながら流すのに最適。

🏠 口銀谷銀山町ミュージアムセンター

  • 特徴: 明治期の豪商の屋敷を改修した資料館。
  • ドライブポイント: レトロな赤瓦や建築様式が美しく、街歩きの拠点にぴったり。

⛩️ 姫宮神社

  • 特徴: 1572年創立。生野銀山と共に歩んできた口銀谷の産土神。
  • ドライブポイント: 川に架かる朱色の「姫宮橋」は絶好のフォトスポットです。

🛣️ 国道429号線(酷道区間)

  • 特徴: 青垣から黒川へ抜ける細く険しい峠道。
  • ドライブポイント: 離合に注意が必要ですが、S660のような軽快な車なら走り応え抜群のルートです。

🍱 道の駅 銀の馬車道・神河

  • 特徴: 「銀の馬車道」の歴史を伝える道の駅。
  • ドライブポイント: お品書き付きの「銀の馬車道弁当」は、中身が見えないワクワク感もありおすすめです。

まとめ

今回のドライブは、スリリングな酷道あり、ゆったりした温泉あり、歴史を感じる街歩きありと、但馬の魅力をいろいろな角度で味わえるルートでした。走行の様子や雪の残る峠道の雰囲気は、ぜひYouTubeの動画でも見てみてください。

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この記事を書いた人

現在乗っている車はオデッセイハイブリッドとS660。車好き・旅好き・道の駅好き。道の駅やドライブコースの紹介。便利だったカー用品など紹介しています。

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