3月の末に新型オデッセイのガソリン車に視聴者さんに試乗させてもらい、改めて自分のオデッセイハイブリッド前期型に乗ってみて、後期型のガソリン車のいいところなど感じたことを書いていきます。

後期型のガソリン車の静音性は高い

後期型にはホイールがノイズリデューシングアルミホイール、そしてフロントガラス・リアガラスには遮音機能付きのものが採用されているので、前期型よりも静粛性は上がっています。

後期型のガソリン車に乗ってみて感じたことはかなり静かです。エンジン音もそこまで室内に届いてこないので、かなり静粛性は高いです。

走行中のロードノイズなどは入ってきますが、ロードノイズは前期型よりも若干静かかな?っていう感じです。

ただ前期型のハイブリッド車の場合軽い高速道路の上り坂などエンジンの回転数が2400回転ぐらい回っているときは、ガソリン車のエンジン音の方が静かかなと感じるところがあります。

後期型のガソリン車のエンジン音は街なかで流しているときなどはかなり静かです。ハイブリッド車はエンジンが止まっていることが多いので、その面ではハイブリッド車の方がエンジンの振動もなく、街なかは快適に走れます。

ハイブリッド車とガソリン車の加速感の違い

加速感はまったく違って、ガソリン車とハイブリッド車は別の車というぐらい違います。

ハイブリッド車は0-2000回転でフルトルクを発揮して2000回転以降はトルク落ちしていくので、アクセルを踏んですぐ、背中を押される加速をしていきます。ただ高速域からの加速は少し鈍くなってくる感じ。

ガソリン車はアクセルを踏んですぐにフルトルクというわけではないので、エンジンの回転数が上がっていくとともに背中を押される感覚が強くなって、エンジン音が高まると加速感も強くなって行く感じです。

ハイブリッド車と比べるとアクセルを踏んでから送れて加速感が強くなっていく感じです。高速道路を飛ばして走るならハイブリッド車よりもガソリン車かなって思います。

街なかでは下からトルクがでるハイブリッド車の方が走りよいかなと思いますが、ガソリン車ハイブリッド車ともに必要十分なパワーを持っています。

オデッセイガソリン車のいいところ

パドルシフトを使って積極的にシフトチェンジを使った走りができる

ガソリン車のみの装備はパドルシフト。擬似的に7段階にシフトチェンジをすることができるので、走りたい回転数で走ることができるのが、ガソリン車のいいところ。

後期型のオデッセイはパドルシフトがどのグレードも標準装備になっているので、ガソリン車を購入すれば使うことができます。

山間部を走るときはパドルシフトを使って自分の好きな回転数で気持ちよく走ることができるのはガソリン車のメリット。また、長い下り坂でもエンブレを効かせながら下ることができるので、ついていると使う場面は多いはずです。

購入時の価格が安い

ガソリン車はハイブリッド車よりも70万円ほど安いので、購入時の価格を抑えることができるのもメリットです。

ガソリン代のみで70万円のもとをとるのはなかなか難しいので、ガソリン代がハイブリッド車よりもかかるとしても、ガソリン車のコストパフォマンスはいいですよね。

走行用のバッテリーの寿命を気にしなくていい

ハイブリッド車はエンジンにモーター・バッテリー・PCU走行のために専用部品がたくさんついているので、故障したら動かなくなるポイントがたくさんあります。

それに対してガソリン車はこれまで通り。ハイブリッド車と比べると構造は単純なので故障したときのリスクが低そうです。

ハイブリッド車のバッテリーもどれぐらいの寿命かわからないですし、バッテリーの蓄電できる量が減り燃費が落ちる可能性もあるのでそのようなことを気にせずに使えるガソリン車はメリットです。

オデッセイハイブリッド車のいいところ

燃費が良くて航続距離が伸びる

ハイブリッド車は燃費がいいのがメリット1.9tの車をスムーズに走らせるパワーを持ちつつも燃費がすごくいいんですよね。これがハイブリッド車のメリット。

僕の場合は生涯燃費が18km/Lを超えているのでガソリン車の倍とはいいませんが、それに近いぐらいの燃費の良さがあります。

燃費がいいと1度の給油での航続距離が伸びるので給油回数が減りますし、よく走るなーっていう満足感があります。

ハイブリッド車のいいところはモーターのパワーで気持ちよく走ることができるのにも関わらず燃費がいいというところです。

1500WのACコンセントのコンソールボックスが使える

ハイブリッド車は1500Wのコンセントを使うことができるので、家で使ってる電化製品のほとんどを使うことができます。アウトドアするときも便利ですし、災害時にも役に立ってくれます。

ガソリン車などの後付でもACコンセントをつけることはできるのですが、100Wまでしか使えないので、使える電化製品は限られてしまいます。

モーターの独特の走りを楽しめる

モーターは0回転からフルトルクを発揮してくれるので、停止状態から加速するときは力強さを感じることができます。

ガソリン車とは全く違った加速感。そして、充電状態にもよりますが、EVスイッチをONにしてモーターだけの力で加速するとそれほど速度を出していない状態でもモーターのパワーを感じることができます。

渋滞追従機能付きのACC&電子パーキングを使うことができる

ハイブリッド車のACCは渋滞追従機能付きになるので、高速道路などで渋滞しているときのもACCを継続して使用することができます。最近の車種ならほとんどについていますが、オデッセイの場合はハイブリッドにしかついていません。

また電子パーキングもハイブリッドにしかついておらず、信号待ちでのブレーキホールドなどフットブレーキを踏んでいなくても停止状態をキープできる便利機能を使うのであればハイブリッド車しかありません。

ハイブリッド車とガソリン車どちらもいい

ハイブリッド車もガソリン車もどちらも違った良さがあるのでどちらがいいとは言い切れません。

渋滞追従機能付きACCとか電子パーキング・1500Wのコンセントを使いたければハイブリッド車。モーターの走りと燃費の良さを求めるのならハイブリッド車。

購入時の価格を安くしてパドルシフトを生かした走りを楽しむ。エンジン音とシンクロする加速感を楽しむのならガソリン車。

という感じで車の好みや生活スタイル・予算などでどちらの車にするかということころですね。どちらの方がいい車とうことではなく、どちらのオデッセイもいい車です。