オデッセイハイブリッドにアルパインリアモニターを自分でつける方法

オデッセイハイブリッドにリア席モニターをDIYで取り付けしました!

取り付けたリア席モニターはALPINEのリアビジョン(RXH12X-L-B)です。12.8インチのモニターでプラズマクラスタとかルームランプとかついていないものです。

オデッセイハイブリッドにつけているナビはメーカーオプションのインターナビなので、そのままだと取り付けは無理です。

なのでALPINEのリア席モニターをつけるのに必要なのは次の3つ

  • ALPINEリアビジョン(RXH12X-L-B) 70,956円
  • リアビジョンパーフェクトフィットオデッセイハイブリッド用(KTX-H2005VG)21,483円
  • データシステム・ビデオ出力コンバーター(VCO-H63)16,300円

総額で108,739円でした。

このリアモニターを自分で取り付け作業を行ったので、その方法と手順をまとめます。

作業に関しては素人の作業になるので、同じようにDIYで行う方は自己責任でお願いします。

ALPINEリア席モニターの取り付け方!手順を解説していきます。

では、オデッセイハイブリッドにリア席モニターの取り付け手順を紹介していきます。

ここでオデッセイハイブリッドにリア席モニターを取り付ける手順は、ALPINEのリアビジョンパーフェクトフィットの説明書に従ってつけていきます。

あくまでも自分で取り付けた時の手順なので、参考程度にしてください。作業をする時は自己責任で。

また、パネルなど傷つける可能性がかなり高いので、マスキングなどして傷予防対策はしっかりとしてください。僕は適当な傷対策しかしてなかったので、シフトノブとハザードランプのスイッチに少し傷が入りました(T_T)

では作業の手順を紹介します。

バッテリーの-端子を外す

モニターの配線をしたり、カーナビを取り外す際に電気系統をさわることになるのでショートしないようにバッテリー端子は外しておきます。

純正ナビを外す

バッテリーを外したら、純正ナビを取り外します。純正ナビの取り外し方は

この時は、配線はほとんど外してないんですが、作業のジャマになるのでコネクターを全部はずしてしまいます。

アンダーカバーを外す

グローブボックス下のアンダーカバーを外します。フック2ヶ所でとまっているだけなので、下方向に引っ張ってあげると簡単にとることができます。

グローブボックスを下げる

グローブボックスからフロントパネルの裏側に配線を通していくので、グローブボックスも下に下げてしまいます。

グローブボックスを左右から挟み込んで、手前に引き出します。

グローブボックス左下にあるロックピンを外します。

ルームランプを外す

オデッセイハイブリッドのフロントセンターにあるルームランプとマップランプなどが一体になっているユニットを取り外します。

サングラスボックスを下の下げると、中に2ヶ所のネジがあります。この2つのネジを外します。

オデッセイハイブリッドのLEDマップランプ付きの場合は、フロント2ヶ所はクリップで止まっているだけなので、ルームランプボックスの横から手を入れて下に引っ張って外します。

配線を外したら取り外し終了です。

Aピラーカバーを外す

左右のAピラーカバーを外します。

Aピラーカバーの外し方はhttps://xn--eckaq2evbdxv5c3dwl.xyz/?p=228の記事に書きました。

サイドエアバッグ車はAピラーカバーのクリップが取れない場所があります。ALPINEのリアビジョンパーフェクトフィットを使う場合は、新しいクリップがついてくるので切断してOKです。

サンバイザーを外す

まずはバイザーロックを外します。

バイザーロックを指で持って左にひねるだけで簡単に外れます。

サンバイザーの本体はロックピンをマイナスドライバーで押し込んだまま、サンバイザーを内から外に何度か回して行くと外れます。

力は入れずに取り外すことができるので、強引に引っ張って外さないようにしてくださいね。

サンバイザーの内側にライトとミラーが付いているタイプは電源コネクターがつながっているので、コネクターも外します。

アシストグリップを外す

アシストグリップは各座席の上についているグリップ部分です。

アシストグリップについているカバーをまずは取り外します。これが恐ろしく硬いです。ヘマって1つ潰しちゃいました…。

爪の部分にマイナスドライバーを水平に押しこんでいきます。しっかりと押し込めたら、マイナスドライバーを手前に持ち上げて、斜め奥に力を入れて突っ込むと外れます。

要領をつかむと簡単に外れるようになりますが、多少の傷は覚悟が必要です。カバーにある程度のダメージは覚悟しておきましょう。

カバーがはずれたら、中のクリップをペンチなどで挟んで

手前に引っ張ればはずれます。

外したアシストグリップの形はこんな感じです。

フロントサイドステップカバーを外す

フロントサイドステップカバーはクリップ4ヶ所とフック3ヶ所でとまっています。

内張り剥がしを差し込んで引っ張れば簡単に外すことができます。

リアサイドステップカバーを外す

リアサイドステップカバーはクリップ4ヶ所・フック5ヶ所でとまってます。

フロントサイドステップカバーと同様に引っ張れば簡単に外すことができるんですが、クリップは壊れていまいました…。

左右とも同じ感じだったので、クリップが壊れれるのは諦めました…。後からディーラーで注文すればいいので気にしないことにします。

Bピラーのカバーを外す

Bピラーはまずセカンドシートの乗り込み口のグリップを外します。カバーを外して、中にあるネジをドライバーで回すだけ。

カバーを外す時はできるだけ細いマイナスドライバーをぐっと差し込むとそれほど後が残りませんでした。細めのマイナスドライバーか内張り剥がしで丁寧にとるようにします。

上下2ヶ所のネジを外すと簡単にグリップを外すことができます。

Bピラーのロアカバー(下側の黒い部分)を外します。クリップ2ヶ所フック4ヶ所でとまっています。カバーを手前に引っ張れば簡単にはずれます。

シートベルトカバーを外します。カバーの下から内張り剥がしを入れてシートベルトの高さを調整するボタンを押せば外れます。

シートベルトをとめているボルトを外します。サイズは14mm。このシートベルトをとめているボルトがめちゃくちゃ固いです。

持っている工具ではどれだけ頑張っても外れそうになかったので、諦めて、Bピラーのアッパーカバーは下側にずらすだけにしました。

天井を下にずらすことができればOKなので、はずれなくてもよしとします。

天井にリア席モニターを取り付ける穴を開ける

リア席モニターを付ける作業の中で一番緊張する作業です。天井のカバーに穴を開けるので、失敗は許されない…。

リアビジョンパーフェクトフィットについている型紙にリアのエアコン操作パネル部分とモニターを装着する部分を切り抜きます。

リアビジョンパーフェクトフィットについている型紙は最初はこんな状態。このままでは使えないので型紙をカッターで切り抜きます。

カッターで切り抜いたらこのようになります。慎重に丁寧に、カッターで切り抜きます。

切り抜いたら、型紙を天井に貼り付けます。丁寧にする場合は車のセンターをフロントとリアに糸を張ってセンターを出すことがいいです。僕は面倒だったので、エアコンパネルにバッチリと合わせて、おおよそセンターをあわせました。

型紙を固定して、取り付けた場所が間違っていないか確認したら、鉛筆などで型を書いて、カッターで少しずつ切り抜いていきます。

普通のカッターで少しずつ切り抜いて行けば簡単に切れます。天井に鉄板が丸見えに…。

リアエアコンの操作パネルを外す。

リアエアコンの操作パネルは、左右にあるカバーを外してから、止まっているネジを緩めます。

内張り剥がしを使って手前に引っ張ればとることができます。

エアコンパネルのカバーはこんな形状になっていますよ。

フタを開けると左右がネジでとまっているので、ソケットレンチをつかってはずします。

運転席側にカプラで配線がとまっているので、ここを外せば後席のエアコンパネルを外すことができます。

モニターケーブルを配線する

どこに電源をとるのかでも配線の方法は変わってきますが、カーナビ裏から助手席側に配線を流していきます。

グローブボックス下からモニターケーブルを入れて、助手席側のAピラーから天井を通って、リアモニターのために開けた穴まで通していきます。天井のカバーが下がるので、配線は簡単にできると思います。

アルパインのリアモニター+メーカーオプションナビ(インターナビ)の場合は、電源をナビからとることは難しいです。僕の場合は、運転席側のヒューズボックスまで配線して、アクセサリー電源と常時電源をとりました。

リアビジョンモニターパーフェクトフィットを取り付ける

天井が下がるようになれば、リアビジョンモニターのパーフェクトキットをつけます。

天井にはリアモニターをつけるための穴が空いているのでそこにグロメットをはめていきます。グロメットは黄色のコレです。

グロメットを付ける場所は4ヶ所あります。写真の左側が布団と側で右がリア側です。はめ込むだけなので難しい作業ではありません。

グロメットをはめ込んだら、フロント2ヶ所はタッピングを仮止めしておきます。

仮止めしたところに固定用ブラケットを差し込みます。リア側はブラケットをセットしてからタッピングをさして固定します。

配線の位置も固定ブラケットの中を通しておきます。

クッションをハサミなどで半分に切断して、

リア側に半分にカットしたクッションをはりつけます。ここまでできたら、天井の取り付け部分の準備は完了です。

固定ブラケットカバーにモールをつけていきます。直接天井に固定ブラケットカバーがついて傷が着くのを防ぐためですね。

少しずつ一周ぐるっとモールを回します。ちょっと固いのではめるのに少々時間がかかりました。

方向に気をつけて配線を固定ブラケットカバーに外に出るように通してから皿ネジで固定します。写真下が前側、写真上が後ろ側です。

最後にフロントから配線したケーブルとリアモニターの本体のケーブルを接続します。写真を撮り忘れていてんですが、接続した部分は、クッションで保護しておきます。

モニターは画面を開いて5ヶ所ネジ止めします。この時できたら誰かに手伝ってもらうことをおすすめします。

モニターを天井に手で固定しながら配線を気にしてネジ止めするのは素人にはなかなかハードです。リアモニターの固定を誰かに手伝ってもらえるとかなり楽になりますよ。

ネジ止めをしたら完成です!余裕があれば、天井に固定する前に接続テストをしておくと配線のミスなどを防ぐことができます。が、僕は面倒だったのでしませんでした…。

カーナビに接続していたらカーナビも取り付けないといけなくなるのでちょっと手間ですよね…。

最後に、これまで説明してきた逆の手順で、外したパーツを元に戻せば完成です。

リアビジョンモニターと純正ナビインターナビを接続する

最初にも書いたとおり、アルパインのリアモニターとホンダメーカー純正ナビのインターナビは、そのままの状態では接続することができません。

カーナビの後面をみればわかるんですが、映像の出力端子が用意されていないんですよね…。

なので、そのままアルパインのリアモニターを取り付けることができません。インターナビからアルパインのリアモニターに映像を移すためにはデータシステム・ビデオ出力コンバーター(VCO-H63)を使います。

コレを純正ナビの配線に割り込ませることで、テレビとDVDの映像を出力させることができます。

このビデオ出力コンバーターを配線するのは、そう難しいことではないんですが、電源をとる場所と、電源アダプター・ビデオアダプター・ダウンコンバーターの置き場所と電源をとる配線が面倒です。

配線のイメージはこんな感じです。

このアダプターやコードたちは、カーナビの裏からグローブボックスの裏に配線して、アダプターはグローブボックスの奥に両面テープを使って固定しました。

アース(-)の配線はカーナビに持っていき、アクセサリー電源は、ヒューズボックスから配線し、カーナビ裏を回してグローブボックス奥まで別で配線しました。

ヒューズボックスから電源をとる方法は、オデッセイハイブリッドにドライブレコーダーを自分でつけるに詳しく書いているので参考にしてください。電源取りカプラーを購入して電源を取る方法を取ってます。

電源取りカプラーでは、配線は1本だけなので、1本から2本にする分配する配線は自作しました。

ビデオ出力コンバーター(VCO-H63)では、DVD・テレビ出力がナビ側の操作と連動しない。

ビデオ出力コンバーターはテレビの映像もDVDの映像もリアモニターに移すことはできるんですが、カーナビのモードをDVDからテレビに切り替えても、リアモニターが連動して映像が出力されません。

別途、ビデオセレクターを購入して、リアモニターへの出力をDVD・テレビを手動で切り替える必要があります。

僕は、子どもにDVDを見せるためだったのて、DVD固定で配線して、テレビを見たい時はビデオ出力の黄色端子を自分の手で差し替えています。

オデッセイハイブリッドにホンダ純正のメーカーナビインターナビにアルパインのリアモニターを自分で取り付ける方法を紹介しました。

インターナビにアルパインのリアモニターの接続は、正直おすすめできません。どうしてもデカイ画面が欲しい人ならこの方法しかないんですが…。

余計なお金を使わなく相性のいい、インターナビに純正リアモニター。もしくは社外のカーナビにアルパインのリアモニターの組み合わせがおすすめです。

まだ、写真が足りていないところがあるので、後日追加します。最後にしつこいですが、作業は自己責任でお願いしますね。